草加レポート
草加のほぼ中心にホッとスポット
- 散歩
- 2021年2月2日 更新
- レポート:小野 良一郎
まつばら綾瀬川公園&草加松原遊歩道
草加松原は、草加市中心部を南北に流れる綾瀬川沿いにある、南北に約1.5キロメートルの松並木と、70平方メートルある広場や遊具、噴水、健康遊具、木製遊具などが揃い、憩いの場やレクリエーションの場として親しまれる、まつばら綾瀬川公園(旧綾瀬川左岸広場)は、ハープ橋で行き来できます。天気の良い日は、一年中ゆったりと過ごせる気持ちの良い『ホッとするスポット』です。
松原遊歩道には見どころがたくさんあります。今後ココでも少しずつ紹介しますが、先ずはご自身でゆっくり歩いて感じていただきたいです。まつばら綾瀬川公園の南側に駐車場もございます。*下記の注意点にご留意ください。
まつばら綾瀬川公園(旧称:綾瀬川左岸広場)南側の駐車場 – 草加市役所 (city.soka.saitama.jp)
なんといっても634本の松
江戸時代から「千本松原」と呼ばれ、市民に親しまれ、昭和初期まで鬱蒼と繁っていたが、排気ガスや排煙、根の切断などにより、枯死するマツが続出し、昭和40年代には著しく本数を減らしたが、昭和51(1976)年に危機感を持った有志により草加松並木保存会が結成されて保存・植樹活動を行い、現在では634本を数えるまでに回復し、国の名勝地に指定されました。
おくのほそ道の風景地〈草加松原〉
松尾芭蕉の「おくのほそ道」に関連する12市町13か所の名勝地が、後世の人々の風景観に影響を与え、今なお往時の雰囲気を伝える一連の風致景観として評価され、一群として国の名勝に指定されました。
草加松原は、草加市中心部を南北に流れる綾瀬川沿いにある、約1.5キロメートルの松並木です。「おくのほそ道」にも登場する草加宿の北側に位置し、江戸時代から日光街道の名所として知られてきました。幹周り約2メートルにも及ぶ老樹を含め、今なお「おくのほそ道」の時代の雰囲気をを伝える優れた風致景観であることが評価され、指定に至りました。
「おくのほそ道の風景地」は、平成26年3月18日の指定以降、4回の追加指定が行われ、現在では19市町25か所の風景地が、名勝「おくのほそ道の風景地」に指定されています。
参考:地元有志によるNPO法人今様草加宿 (imayo-sokasyuku.com)
行政と、地元の有志による市民活動で歴史と文化が継がれています。私たちも当事者意識をもってどんな形であれ関わり、後世に継いで行きたいです。