㈱ゼロシー 代表取締役

ZELOGY inc. オリジナルブランド TーMADE (ティーメイド)  主に大学や研究機関などで使用される試験機を、イメージからカタチにする会社。 オリジナルブランドでは、フライリールを中心に、開発設計・製造販売まで行う。

MY STORY

やっとたどり着いた「ものづくりの世界」

奇跡は一人では起こせない、周りの人やタイミングが全て一点に重なった時だと思う。それを起こす根幹は自分が信じ行動した先にある。自分が行動し周りが賛同してくれた時に実感できる言葉「奇跡が近づいている」が好きだと言う。

設計屋ゼロジー金子孝行氏は 主に大学などの調査研究に必要な試験機の仕様を考え、それを動かすために必要な何百点もの部品など組み合わせ、要望されたイメージを具現化し、部品図・組図から構成される図面を引き(描く)、内製と外部から各部品を調達し組み立てることを生業とする機械工業の本丸的製造業である。
職人・金子 孝行 は、とてもオイシイ経歴を持つ。中学生でラジコンレースを始め、工業高校へ進学するとレーシングカートを始める。卒業後自動車整備士として就職したが夢のために退職し、アルバイトで資金を稼ぎながら、ジュニアフォーミュラカーレースを始め、プロレーサーを目指すも借金が膨らみ資金難で断念し、返済のための生活に・・・。
20台半ばで自動車ガラス修理業を個人事業主として開業し、5年くらいで軌道に乗った頃、知人のマシンオーナーから依頼され、草レース(本気のアマチュアレース)でレースドライバーとして再デビューを飾る。
金子 孝行にはもう一つ本気の趣味があった。フライフィッシングである。凝り性の金子は、レーサーの傍らコレクションしていたフライフィッシング用のリールを、自分で満足できるモノを作りたくなり、最初はホームセンターで手に入るものから始めたが、加工するための機械、卓上旋盤やボール盤などを買い揃え、「機械使っていいよ」という方も現れ、設計の仕方から教わり約10年で一般に販売するようにもなった。
38歳でレースから離れるも、好きなフライフィッシングを続け、いくつか併業しながら「やりたいことを仕事にする」ことを模索中に、機械を貸していただいていた方の仕事も手伝うようになったある日、「後を継がない?」と申し入れがあり、後継会社として引き継ぎ創業、45歳で(株)ゼロジーを設立、元々やりたかった「ものづくり」にたどり着いた瞬間である。

この仕事は前例がないことも多く、参考にする事例が乏しく完成までの道筋をたてるのはキツイが、まだ世の中にない新しい研究の手伝いができ、アイデアを製品や装置という形にしてくプロセスにやりがいを感じ、実験や研究がうまくいったと感謝されたときはとても嬉しい。今後は「温めたアイデアの製品化をお手伝いできる、また自らカタチにする」会社になりたいそうです。
プライベートでは、釣りで仲間が増えることがうれしく、わが子が非常識なことをしたときにもうれしい。将来は、時間と場所とお金にとらわれず、日本、世界問わず釣りに出かけ、またカーレースをする、そんな生き方が理想。
きれいな道を進むより、草むらをかき分けて進むのが好きなドラマチック金子さんのオリジナル製品は、草加モノづくりブランド認定T-MADE フライリールなどsoka-mikke (thebase.in)で買えます。

商品情報

会社情報

会社名
㈱ゼロジー    WEBサイト
業態
各種試験装置/制御機器/実験治具 設計・製作
所在地
埼玉県草加市八幡町